この事件は、10月下旬に起こったことについて書いています。現在は、ConoHaサーバーでダウンロードしたCocoonをアップデートしてもテーマが2つになることはないように改善されているようです。
サイトヘルスステータスの気になるメッセージ
サイトヘルスとは、WordPress ウェブサイトの構成に関して、何か改良すべき点があるかどうかをチェックしてくれる機能です。
ダッシュボード → ツール → サイトヘルス
でチェックすることができます。
サイトヘルスステータスの状態は良好だったのですが、
サイトの状態は良好に見えますが、パフォーマンスとセキュリティを改善する余地があります。
サイトヘルス画面上の2項目をご確認ください。
との表示がずっと気になっていたのです。
『おすすめの改善』を見てみると、
- 更新可能なテーマがあります。
- デフォルトテーマを利用可能にしましょう。
と書いてありました。
今回は、「更新可能なテーマがあります。」というメッセージの対策について書いていきます。
アップデートしたのに最新版にならない親テーマCocoon
この時、テーマの中に親テーマCocoonが2つ存在していました。
Cocoonをアップデートした時から、2つ表示されるようになったのです。
しかも、親テーマCocoonをアップデートしたのにもかかわらず、子テーマCocoonは、古い方の親テーマCocoonを参照したままになっているようでした。
古いバージョンの親テーマCocoonを削除したかったのですが、参照元になっていたため削除できずにいました。
これを解決できれば、サイトヘルスステータス上のメッセージも消えるのではないかと思ったのです。
なぜ、親テーマCocoonが2つになってしまうのか?
調べてみると、ConoHaサーバーを契約した時、テーマにCocoonを選んだ場合、親テーマCocoonのファイル名が「cocoon」になってしまうようです。
ちなみに、本来の親テーマCocoonのファイル名は「cocoon-master」です。
新しいバージョンの親テーマCocoonをダウンロードすると、古い方の親テーマCocoon(ファイル名がcocoon)はアップデートされず、親テーマCocoon(ファイル名がcocoon-master)が新たにインストールされてしまったようなのです。
つまり、「cocoon」ファイルと「cocoon-master」ファイルが共存することになってしまったのです。
ファイルを確認するためにConoHa WINGにログインし、ファイルマネジャーをクリックします。
public_html→sueko-nikki.com→wp_content →themes
このthemesの中身を確認してみると、
- cocoon(古い親テーマCocoon)
- cocoon-child(子テーマCocoon)
- cocoon-master(新しい親テーマCocoon)
3つのファイルが存在することが確認できました。
スタイルシートの編集
どうしたら、子テーマCocoonが新しいバージョンの親テーマCocoonを参照してくれるか調べると、子テーマCocoonのスタイルシートを修正する必要があるようです。
外観 → テーマエディター
Cocoon Childのスタイルシート(style.css)に記述されているTemplateをcocoonから cocoon-masterに変更すると、改善されるようです。
スタイルシートを編集しようとしたら、ダッシュボードでテーマを直接編集してはいけないという警告文が表示されました。
「理解しました」をクリックしないことには先に進めないので、クリックしました。
一応、元のスタイルシートのコピーをとって、編集しましたが、cocoonから cocoon-masterに修正するだけだったので、何事もなく修正できると思っていました。
この時、公開していた記事は6つでしたので、もし失敗しても傷は浅いと思ったことと、失敗したことは勉強になると思い、編集を実行しました。
その結果、どうなったかというと、テーマが壊れました…。
このテーマは壊れています。
と表示されてしまったのです。
ほとんどの人が上記のやり方で上手くいっていたようなので、おそらく、iPhoneの画面で編集すると不具合が起きるのではないかと推測しています。
最終的にはCocoonの再インストールで解決
正直、この時、ヤケになっていました。
Cocoonの子テーマが壊れたのなら、インストールして上書きすればよいのでは?と思いつきました。
早速、子テーマをダウンロードしてみたら、子テーマも2つになってしまったのです。
ちなみに、新しくダウンロードした子テーマのファイル名はcocoon-child-masterでした。
この新しくダウンロードしたcocoon-child-masterというファイル名の子テーマCocoonを有効化し、壊れた子テーマCocoonを削除しました。
そうしたら、無事、cocoonというファイル名のCocoon親テーマも削除ができるようになりました。
こうして、無事Cocoonの最新バージョンを搭載することができました。